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団地はレトロ?古くて新しい住まい

築古の団地群、まさに高度成長期の遺産です。当時はまさに庶民の憧れであった団地ですが、建築されてからだいぶ期間が経ち、バブル期以降は、時代遅れ・古い・ダサいイメージでした。その団地が、近年また脚光を浴びています。

※重要な判断に関与する記事です。判断をされる際には、必ずご自身で専門家等に事実確認をお願いいたします。

団地の魅力とは?

周辺環境や敷地の広さ

団地は、大規模な敷地に何棟も建築されているのが特徴です。その土地の大きさゆえに、団地内に道路、公園があったり、店舗や商店街まで付設している団地もあります。

緑も多いので子供が植物や虫など自然と触れ合いながら成長できますし、古くからある団地なので、近隣の生活施設も充実していることが多いです。実は、子育てのファミリー層には申し分ない環境が揃っています。

 

価格が安い

古い、ダサい、時代遅れ、そんなイメージがありましたので、団地の価格水準は新築マンションと比べるとかなり割安な価格で売りに出されます。団地に住まうことでかなり購入コストを抑えることが可能です。

 

団地リノベーション

難点として、高度成長期頃の建物が多いので、室内設備は劣化していて、設備自体も相当古いです。ただ、不動産業界はここ10年くらいで、築古住宅のリノベーションによる再生が活性化してきました。団地もリノベーションすることで大きく蘇ります。

ただし、そこは古い建物だけあって、リノベーションに制限がかかることがあるため、団地のリノベーションには工夫が必要です。全部の団地に共通ではありませんが、団地の工事の際に良くでてくる問題点としては、下記のようなものがあります。

  • お風呂がバランス釜であることが多いので、工事が難しい
  • 居室内の間仕切り壁が、構造躯体になっていて、間取変更が困難
  • エアコンの設置を想定していない為、エアコンが設置できない
  • 天井高が低い
  • 昔の間取りなので40~50㎡のものが多く、若干狭い

 

レトロの魅力

なかなかリノベーションに苦労する団地ですが、外観なども古びててレトロな良さがあります。それに合わせて、団地をレトロ風にリノベーションをする家庭が増えています。

もともとコンパクトサイズで、部屋を作ろうとすると壁が邪魔することがあるため、思い切った1LDKにしてしまい、天井も躯体あらわし、床は無垢材、キッチンはステンレスのシンプルキッチン。みたいなレトロを活かしたリノベーションです。

以上のような魅力に惹かれ、ひっそりと人気が出ている団地。緑に溢れる子育てに最適な環境の団地。そんな団地もレトロにリノベーションをすることで、新しい視点でのライフスタイルもいいですね。