そういった理由で近年中古マンション市場がかなり活性化してきています。
今回はその中でのリノベーションマンションという選択肢についての話です。
※重要な判断に関与する記事です。判断をされる際には、必ずご自身で専門家等に事実確認をお願いいたします。
リノベーションマンション
リノベーションとは
リノベーションとは、ここ10年くらいで活性化し始めた不動産再生の手法です。リフォームと同じような言葉ですが、不動産の仕様・設備を現在の標準のレベルまで向上させるのがリノベーションである、という暗黙の定義がなされています。
中古マンションは、内部をすべて解体すると、コンクリートに囲まれた箱のような状態になります。これをスケルトン状態といいますが、一度スケルトンにするとある程度自由に設計が可能です。
窓の位置や構造壁、天井高、給排水管の引き回し等は制限を受けますが、古いタイプの3DKを思い切った1LDKなどに改変できるので、リノベーション工事を施すと、かなり現代風の雰囲気に変えることが可能です。
中古物件ですので、新築マンションより安い価格で手に入ることが多いため、中古物件にリノベーションを施すことによって、安価に新築マンションと同等の暮らしを手に入れることができます。
リノベーションのマンションを購入する方法には2パターンあり、リノベーションマンションを供給している不動産会社から購入するパターンと、中古マンションを探してきて、リノベーションをするパターンです。
リノベーション済みの物件を買うメリット
不動産業者の中でも、中古マンションをリノベーションして市場に提供している業者がいます。彼らは、築古の中古マンションを再生して、良質な不動産を市場に提供する仕事をしています。
物件のリノベーションには熟練していますので、その物件に応じたリノベーションをしているため、自分で1から考える手間が省けます。パッケージングされた商品のようなものです。
リノベーション済みの価格で売り出されているため、リノベーション分を含めて住宅ローンが組めるのもメリットと言えるでしょう。
工務店でリノベーションするメリット
中古マンションを自分で見つけてきて、リノベーション会社や工務店に依頼する方法もあります。
こちらの方法ですと、最大のメリットは、自分の好みの内装を作れるという事です。自分で好みの物件を見つけてくることができますし、リノベーションが得意な会社は、豊富な知識でアドバイスをしてくれますので、かなり好みに近い物件を作ることができます。
ただし、その分自分で考えなくてはならないことが増えますので、こだわりのある方向きの方法とも言えます。こだわりを入れれば入れるほど、工事費用がかさんでいくことになりますので、要注意です。
リノベーション会社によっては、物件の紹介やリフォーム分を住宅ローンに組み込むような手法を提供してくれるところもあります。
リノベーションマンションは、近年非常に人気が出てきています。
最新の設備のある、現代風なマンションを低価格で購入できますし、中古マンションは立地が良いところにあることも多いので、そういった点も魅力の一つです。
不動産探しの選択肢にリノベーションマンションを加えてみてもいいのではないでしょうか?