不動産投資と一口に言ってもさまざまな投資目的があります。年金対策替わり、税金対策、現金収入、転売益狙い。その中でも一風変わった不動産投資があります。それは稀に売出される、概ね300万以下の空き家物件を狙った激安不動産での投資です。今回はその激安不動産投資をご紹介します。
※重要な判断に関与する記事です。判断をされる際には、必ずご自身で専門家等に事実確認をお願いいたします。
激安不動産投資
誰も見向きもしない激安戸建
一般的には不動産といえば、タイル貼りの立派なマンション、綺麗な建売住宅、そういったものを想像します。そんな不動産からは思いもよらないような激安戸建が売りに出されることがあります。
売出し直後に現金購入、賃貸にして現金収入を得る。こういった投資スタイルで多くの収益をあげます。利回りは30%、40%は当たり前。利回りだけで見ると超効率投資です。
ボロボロ擁壁、外壁腐食、蟻害は当たり前
数百万、場合によっては数十万程度で売り出されるようなその戸建ては、一般の人では顔をしかめてしまうような状態であったり、不動産屋が取り扱いを避けたくなるほどの悪条件であったりします。
外壁はボロボロ、台所は汚泥で汚れていたり、ちょっと手を入れたくらいでは、到底住めるようにならないように見える物件です。そんな価格で不動産が売り出されるエリアなので賃料も数万円くらいです。
まともに住めるようにするまでお金をかけてリフォームをしたら、投資として成立しません。一般の投資家はここで諦めます。しかし激安戸建を生業とする投資家はここからが本領発揮です。
DIYでピカピカに
激安投資家は、工事にお金をかけないテクニックを持っています。CFやフロアタイルを貼るのは当たり前、クロス貼替からキッチン流し台の交換、トイレ交換すべて自分で仕入れて、自分で工事をしてしまいます。本来工事のプロではありませんが、プロと見まがうような出来栄えで物件を仕上げていきます。
一般投資家が工務店に頼むような工事を、すべて手作業で終わらせますので、コストが段違いに安く仕上がるため、投資効率が合うのです。自分の工夫でコストを削減することがこの投資スタイルの根幹です。
即断即決で買付申込
激安物件は市場に出回ると、すぐに買付けが入ってしまいます。そのため、激安不動産投資家は、ずっと物件情報をチェックし続けます。
これは!という物件情報が出てきた時には、場合によっては内見もしないで買付申込みをすることも…。もちろん瑕疵担保(契約不適合)責任免責です。多少のリスクには動じない心構えが必要とされます。
技術を磨けば利益が出せる
この投資スタイルで現金収入を増やしていくためには、
- 買っていい不動産と買ってはいけない不動産の目利き
- ある程度の工事が自分できるような技術と時間
- 自主管理となるため、ある程度の賃貸知識
- 情報共有できる投資家ネットワークの構築